ビバ丼アドカレ2024、12/07の内容物です。
1 概要
第44回つくばマラソンに出場しました、というお話。前提知識は無いです。
概ね、なんか去年より少し成長してる!ってかんじでした。来年はサブ4目差して一層頑張ります。
2 マラソンてどんなの
42キロ走ります。42キロって以外と長くて、足が痛くなります。足以外も痛くなります。走り切るのは相当疲れます。
マラソン大会のすごいのところは、この街のど真ん中を、42キロにわたって交通規制し、人員を配置して管理しているところです。さらに、万単位のランナーの統制もしています。これだけ大がかりな舞台なのにたった1万円で参加できます。実際安い!
3 前回のこと
実は昨年の第43回つくばマラソンにも参加していました。これが初めてのマラソンでした。残念ながら当日は雨であり、走り慣れていないのもあいまってかなり過酷でした。何がきついって、手足が寒いのです。それでも一緒に走ってた仲間のおかげで完走できました。記録は 4 時間 39 分でした。
4 大会当日まで
第44回つくばマラソンの参加申し込みは 6/1-6/17 でした。けっこう早いもんですね。当日までだいぶ時間があるので、心配事は全て後の自分に投げで決断的にエントリしました。これを読んでいる皆さんも、勢いでエントリしちゃいましょう。
そんなに時間があったのに、練習らしいがっつりとした練習はしてませんでした。これはいけない。一応、10キロくらいを頑張って走るくらいはしましたが。これでも去年よりはまともに走ってます。まあ人間けっこう強いし、なんとかなるでしょ。
去年との相違点として、装備が挙げられます。コンプレッションタイツを導入し、靴を更新しました。タイツはワークマンのものを、靴は、NIKE のペガサス 40 を使用しました。
5 当日、その後
写真とれるものを持たずに走ったので、画像は一切無い。
5.1 当日の記憶
時刻や距離ごとに記憶に残ってることを書くよ。
- 0800頃
一緒にエントリした仲間と合流。別にエントリしていた知り合いもいました。とはいえ、それぞれでペースは違うため一緒に走るわけではありません。
その後、荷物を預けたり、着替えたり、準備運動したり。この日はよく晴れており、適度に暖かくて快適でした。 - 0905 頃
待機場所へ移動。 - 0915 頃
そろそろスタートだなー。あれ、そういえば周りの人たちがいないぞ?しまった、スタート位置に移動するの忘れてた! - 0920
第 5 ウェーブのスタート。前述の理由でウェーブのほとんど最後尾にいたので、前でぎゅうぎゅうに詰まった人々が見えます。さすがに密度が高すぎて思うように走れません。しばらくしてバラけるのを待つしかない。 - 10 kmしないくらい
広い道に出ました。人間が分散し、自由に動けるようになりました。
よしやってやるぞと調子に乗り、キロ 5 分 30 秒ペースでとばしました。そんなペースで大丈夫か? - 20 キロ
タイムが 2 時間切っており、「ハーフ 2 時間切りじゃん、やった」と思ったが、落ち着けまだハーフじゃないぞ。ハーフはあと 1 キロ先だ。
結局ハーフは 2 時間 1 分くらいでした。惜しい。サブ4って速いんだなあと思いました。
ここらへんまでは元気でした。
- 23 キロくらい
足が重い… っ!体が… 動かん… ッ!となってくる。おや、雲行きが…? - 28 キロくらい
さらにキツくなってくる。主に、足のつけねあたりが痛くなってきました。足を上げようとすると痛むわけで、苦しくなってきたぞ。
しかし、ここで足を止めるわけにはいきません。走りきってやるぞという意地で維持します。
さて、体がキツくなるとフォームが崩れます。フォームが崩れると走る効率も悪くなるわけで。
勘の良い読者の方はお気付きかもしれないが、ここらへんから距離の刻みが狭くなっている。よく聞く、ハーフまでは楽しいってのは概ねこういうことでしょう。 - 30 キロくらい
給水地点に、陸自さんがいました。土浦から来てくれたのでしょう。仮設トイレのある場所だったので、トイレによってから続きを走りました。 - 30 キロくらい
その後すぐ、友人に追いつかれました。「お前最初からとばしすぎたな」、と言われました。それもそのはず、最初あんなにとばしてたのに、今やキロ 6 分 40 秒くらいのペースまで落ちていたのだ。
そんなんでありながらも、何とか友人に追随し、ちょっとペースが回復。しかし元気が続いたのは数キロでした。 - 39キロちょっと
あと10 キロ!もうすぐ、がんばれ。と心の中で念じがんばって足を動かし続けます。腰の上の背中あたりが痛くなってきました。もう歩いちゃっても…いや、そんなわけにいくか。 - 学内に入る
あと 5 キロないぞ。もうすぐだ。いや待て、学内だけで 5 キロもあるのか。もう体力は限界なので、亀のような走りです。 - そのすぐ後
沿道に友人が。彼はペースメーカーだったのだが、役目を終えてから沿道で待っててくれたらしい。隣で応援しながら走ってくれました。 - さらにすぐ後
もう一人の知り合いがおいついてきました。残り 2 キロくらい。 - あと1キロ無いくらい
ゴールは目前。しかし、上り坂がある。せっかくここまで来たのでなんとしても登り切る。 - ゴールもうすぐそこ
ゴールが近づくと、沿道は応援の人々やや先にゴールしたランナーで賑わっています。ゴールが見えると感慨深いものですね。うわーっって思いながらゴールしました。やったー。
タイム 4 時間 22 分でした。何だか去年よりチョットはやい。
翌日の筋肉痛は必至だが、去年のような痛みはありません。成長なのか、良い装備のおかげなのか。
5.2 翌日以降の筋肉痛について。
足の裏、太股の前後が筋肉痛でした。太股の前はほとんど使わないはずなので、こんなところが筋肉痛なのはフォームが崩れていたためでしょう。まだまだ鍛え甲斐があるねえ。
6 見かけた面白い人たち
沿道やランナーには、仮装してる人等いろんな人たちがいます。見かけたそんな人たちの紹介です。
- コスプレの人。毎年たくさんいる。
- 沿道で、「自己ベストで誰誰がキスしてくれる!」とか書いた看板持ってる人。例年いる。
- 裸足の人。???????? 正気か??
去年はルフィのコスプレの人いがいた。わらじだった。正気か??? - 喜寿の人。おれより速かった。お歳を召してるからといって、ナメてはいけません。
7 付録: ネットタイムとグロスタイム
大会記録を見ると、ネットタイム、グロスタイムという 2 つのタイムが記載されている。グロスタイム tgは号砲が鳴ってからゴールまでの時間、ネットタイム tn はスタートラインを越えてからゴールするまでの時間である。スタート位置はスタートラインより後ろであるため、一般に tn < tg が成り立つ。
ここで、グロスタイムとネットタイムの差 ∆t を
∆t = tg − tn
として導入する。
マラソンの記録として意味を持つのはネットタイムである。マラソンは、ふつう大量の人々がいっせいにスタートする。そのため、号砲が鳴ってからスタートラインに到達するまで数分程度かかることも稀ではない。
実際、今回の私の記録を見ると、tg , tn はそれぞれ
tg = 4 時間 24 分 10 秒
tn = 4 時間 22 分 41 秒
と 1 分 31 秒の差がある。つくばマラソンでは、ウェーブスタート方式を採用している。そのため、両者の差はだいぶ小さい部類らしい。実際、今回私は第 5 ウェーブ (最終ウェーブ) の終端でスタートしたが、上記の通り差はそこまで大きくない。
一方、RUNNET の東京マラソン のレポート [2] によれば、∆t = 30 分程度となる場合もあるとか。さすがにここまでくると市民ランナー基準でも無視できない差になってくる。そのため、ネットタイムの計測が必要となる。
とはいえ、大量の人が一斉に走り始めたら、数キロは渋滞が続くため、しばらくは自分のペースで走れない。今回のコースでは、スタートからしばらくして広い国道に出た。そこを境に人がバラけたので、走りやすくなった。図 1 からも、ある瞬間を境に急激に加速しているのが分かる。
8 さらにおまけ
スタートからゴールまでのペースです。上がり下がりがあって、どこで苦しんだだとかが見えるかもしれない。
参考
[1] つくばマラソン実行委員会. “第 44 回つくばマラソン 大会要項”.
[2] まあちゃん. “制限時間ぎりぎりのランナーでも存分に楽しめます”.https://runnet.jp/report/raceDetail.do?raceId=349893&userNumber=51557.